当社は1946年の創業以来、70年以上の間、エレクトロニクスの専門商社としてお客様のニーズに応えながら着実に実績を積み重ねてきました。
その間、顔の見える営業に注力し、お客様に寄り添う形で支店や営業所の展開を進めてまいりました。
その結果ネットワークは国内にとどまらず、海外にまで拡大することができました。
東和電気が今日まで多くのお客様から支持を得ることができたのは、これまで当社に携わってきた方々が、お客様との信頼を築きあげてきてくれたおかげです。
私たちは、これからも受け継がれてきた経験やノウハウを生かして、お客様からの期待を上回るサービスを提供していきたいと考えております。それが私たち自身のさらなる成長にもつながり、またそれがお客様へのより一層のサービスにつながると信じております。
当社がこれから先もお客様の期待に応え続けていくためには、社員全員が東和電気の顔として恥じることのない、知識と人間性を身に付けていかなければなりません。
私は一人ひとりが自分の仕事や役割に自信と誇りをもち、また同僚たちのことも尊重できる社員を育てていきたいと思っております。
そのような社員は会社を良い方向に動かす力をもち、自身の生活においても、自分の家族や大切な人たちのことを幸せにする力をもっています。
まわりの人々を幸せにすることができる人。
私は東和電気をそのような社員で溢れる企業にしていきたいです。
昨今、私たちの国の労働環境は、少子高齢化による労働人口の減少を背景に変革の時を迎えています。
労働人口の減少は世界中の先進各国が直面している問題でありますが、日本は他国に比べてもその減少スピードが速く、根の深い問題になっています。
これまで日本企業は、自分のプライベートよりも仕事を優先し、長時間働く社員に対し一定の評価をしてきました。
しかし、繰り返される長時間労働による労働災害や、多様な価値観をもった外国人労働者の増加などにより、現在は多くの企業が社員のワークライフバランスに力を入れて取り組んでいます。
実際、社員がプライベートとバランスをとって健全に業務にあたることができれば、それまでより活気ある職場環境を実現することは想像に難くありません。
一方で企業の存続、発展ということを考えますと、企業は社員のワークライフバランスに取り組むだけでは十分とはいえません。
社員のワークライフバランスを実現しながらも、企業の採算性を維持するために、労働生産性を高め、国際的な基準で競争力を高めていく努力をしていかなければなりません。
私たち東和電気もこれらを実現させるために、社内体制や社内システムを改善し、今以上に業務の効率化を進めてまいります。
そんな中でも私が大切にしていきたいのは各人の「やりがい」です。達成感や満足感といった「やりがい」は、人の心を動かすエネルギーとなります。
社員一人ひとりの心と体に、エネルギーを提供しつづけられる企業が、その人とともに成長し続けられる企業であると信じています。
採用面接では、必ず最後に質問をお受けする時間をとっているのですが、「御社で活躍している人はどんな人ですか?」という質問をお受けする事があります。 私たち商社の仕事では、コミュニケーション力や問題解決力をはじめ、さまざまな能力が必要です。しかし、人よりも活躍している人物を思い浮かべてみると、必ずしもそんな能力が抜群に優れている人物とは限りません。 実際に活躍している人物は、自分が「面白い」と思ったことに夢中になることができる人だと思います。自分の仕事に誇りを持ち、好きになるからこそ継続することができ、その結果、困難を乗り越え、新しいものを生み出す事ができるのです。
もうひとつお受けする質問に「どんな人を採用したいですか?」というものがあります。入社していただく方には、長く働いていただく事を第一に考えております。その為には、社員が業務に集中することができる職場環境づくりも、私たち総務の役割であります。その上で入社していただく方には、「素直であること」「自責であること」の2点を大切にしていただきたいです。
人の言うことに耳を傾けることができ、状況に応じて自分を変化させることを厭わない人。何事も自分の責任として考える事ができ、人のせいにしない人。そんな人たちと一緒に働きたいと思っています。