取扱製品

放熱ソリューション

製品概要

 

モータや半導体部品が発する「熱」のマネジメントは、機器の性能や信頼性に大きく影響します。自動車・通信・家電・産業機器などさまざまな分野において、小型で高性能な電子機器には放熱特性の高いTIM(Thermal Interface Materialの使用が欠かせません。放熱材料(TIM材)は当社のもっとも得意とする製品のひとつです。要求される放熱特性はもちろんのこと、アプリケーション・形状・工法に応じて、最適な放熱ソリューションを提案いたします。

 

特徴と用途

 

当社がオススメする3つの材料を紹介します。

 

放熱シート

熱源と放熱板間に幅広く使用可能

もっとも使い勝手の良い放熱材料です。熱源に貼付して使用します。他の放熱材料と違い、厚みの管理が容易です。自動化は難しいですが、希望の形状にあらかじめカットした状態で納入できますので、手軽に使用頂けます。リワーク性の高さもポイントです。放熱シートの場合、基板・部品への応力負担が課題となりますが、部品を包み込むほど非常に柔らかい素材でこれを解決したシート製品もございます。ご興味頂けましたらぜひお問合せ下さい。

熱伝導率:(絶縁)~12w/m・k (導電)~40w/m・k


ピックアップ商品:熱ゴム®
 

 

放熱グリース

高発熱源と放熱板間の狭小部に最適

従来より多くの場面で使われている材料です。放熱シートの手貼りが難しい狭小スペースには、グリースの自動塗布を勧めます。流体のため、熱抵抗を低く抑えられるというメリットもあります。振動によってグリースが流れ出してしまう「ポンプアウト」の解決が課題となっており、ポンプアウトしにくいグリースも開発されております。

熱伝導率:(絶縁)~6w/m・k


 

放熱ギャップフィラー

熱源と放熱板間に幅広く自動化が可能

いま当社がもっとも推奨しているのが「放熱ギャップフィラー」です。この製品は液体(グリス状)で塗布したあとシート状に硬化するため、接着面の凹凸への追従性が高く、またポンプアウトも起きません。硬化後もゴムのように柔軟性が高く、基板・熱源への負荷も少ない製品です。自動塗布機による自動化ラインが構築可能のため、量産性に優れております。グリース同様、厚みやサイズごとの品番管理も不要です。

熱伝導率:(絶縁)~5w/m・k


ピックアップ商品:ギャップフィラー材