自動車は、2万点を超える部品から構成されるエレクトロニクスの粋を集めたいわば芸術品的存在です。その部材の何かひとつでも欠けると製品として成り立ちません。東和電気は、そうした重要な部材のひとつひとつに、長年関わってまいりました。
イグニッションコイルなどの点火系製品、O2センサーなどの排気系製品、アンチロックシステムなどのブレーキ系製品、ドアミラー・カーナビなどの内外装製品に使用される部品、材料など、自動車の基本機能である「走る」「曲がる」「止まる」に加え、今や標準となった「快適性」「安全性」を実現するための製品を、幅広く手掛けてまいりました。
今日の東和電気があるのは、自動車産業の成長とともに歩んできたことが第一といえるかもしれません。
近年は、自動車のハイブリット化、EV化の進展や、先進安全運転装置(ADAS)の搭載、そして日々進められる自動運転車の開発によって、必要とされる部品・材料は変化が生じています。EV/ハイブリッド自動車に関しては、蓄電池・モーター・インバータが、安全運転装置や自動運転に関しては、各種センサー類が鍵を握っているといえます。また、カーシェアリングや充電器などのインフラ整備といった自動車を取り巻く環境は、これから大きく変化していくことが予想されます。
東和電気はこうした変化に即応し、単なる部材の調達だけでなく、優れた製品の発掘・開発にも、積極的に取り組んでまいります。