人類繁栄の歴史は、人々が新しいモノを創造することにより塗り替えられてきたといえます。今日、私たちが利便性の高いアイテムを享受できるのは、人々がいつの時代も便利なモノを追い求めてきたおかげであります。
家電分野における『三種の神器』という言葉をご存じでしょうか?
本来は歴代天皇に伝わるものですが、1950年代後半に「白黒テレビ・電気洗濯機・電気冷蔵庫」がそう呼ばれると、その後も人々が少し手を伸ばしてでも手に入れたい憧れの品や、無くてはならない生活必需品が、その時々において『三種の神器』として扱われてきました。1960年代には「自動車・クーラー・カラーテレビ」が「3C」と呼ばれ、2000年代には「デジタルカメラ・DVDレコーダー・薄型大型テレビ」が「デジタル三種の神器」と呼ばれ、人々の生活に浸透していきました。
実は、こうした耐久消費財の普及・拡大をいつも陰ながら支えてきたのが東和電気であります。例えば洗濯機。モーターをはじめ、筐体以外のあらゆる部材を調達してまいりました。また、時代とともに欧米風ドラム洗濯機が人気となり、さらに斜めドラム洗濯機が登場してからは、特有の丸窓やパッキンなども手掛けております。また、炊飯器やエアコンに関しても、そのほとんどの部材を扱っています。
そして近年、人々が求めるモノは生活スタイルとともに多種多様に増えております。今や生活を支えてくれる生活家電は、どれもその本来の機能に加えてプラスアルファの機能が求められ、家電製品の進むべき道は便利なモノから、生活を豊かにするモノに舵を切っています。このような多種多様なニーズにお応えするべく、当社には国内での生産についてはもちろんのこと、「現地調達・現地生産・現地販売」の、いわゆる「アウト・アウト」システムをトータルにサポートできるノウハウとネットワークがあります。今後も家電メーカー様や関連会社様の期待にお応えし、必要とされる部材はもちろん、新たな情報を提供していきたいと考えております。