ロータス金属は、特殊な鋳造法で作成された銅の多孔質体です。
上下に貫通した無数の気孔により、表面積の劇的な増大と、放熱効果を獲得しました。

このロータス金属を用いて、
市販されているハイスペックPC用CPUクーラーと冷却能力を比較実験したところ、
体積比76％減でありながら1.1倍の冷却性能を示しました。
これは、同体積比において、約4倍の冷却性能となります。
 

デバイスの発する「熱」のマネジメントは、機器の性能や信頼性に大きく影響します。
その中で、近年のデバイスや次世代半導体の高集積化や高性能・高速化に伴う熱密度の上昇が大きな課題となっています。
放熱材料は当社のもっとも得意とする材料のひとつです。
要求される放熱特性はもちろんのこと、アプリケーション・形状・工法に応じて、最適な放熱ソリューションを提案いたします。

当社は従来の溝型ヒートシンクと比べて高放熱なロータス金属によるヒートシンクもご提案可能です。
ロータス金属は水冷・空冷・沸騰冷却いずれの用途でも高い熱伝導率を有しています。


＜特徴＞

無加圧、低温接合で銀焼結と同等の熱伝導を実現

高い放熱性能を持つため、小型化、高性能化、省エネ化を実現

孔が一方向に揃って伸びているので、熱伝導性や流体透過性に優れる

～使用用途例～
・ロータスヒートシンク
・液浸冷却サーバー
・車載用SiCインバーターモジュール
・ロータスベーパーチャンバー　など