「LIMEX(ライメックス)」は、安価で日本でも自給自足可能な石灰石(Limestone)を主原料としており、無機物を50%以上(重量ベース)含む無機フィラー分散系の「エコノミーかつエコロジー」な新素材です。
脱炭素や脱プラに関心が高まる中、紙や石油由来プラスチックの代替品として幅広い業界に採用されはじめています。
統計によれば、日本国内におけるCO2排出量のうち、約35%が工場などの産業部門由来とされています。
2050年のカーボンニュートラル実現に向けた脱炭素への取り組みは、企業としても重要な課題といえます。
当社が紹介するLIMEXは、熱可塑性樹脂に石灰石(炭酸カルシウム)を50%以上混錬している成形材料です。
石灰石は地球上に豊富に存在しており、日本でも採掘可能な鉱物資源の一つで、実は国内自給率100%の素材です。
そのためLIMEXは、石灰石を主原料にすることで、従来のプラスチック製品と比べて石油由来プラスチックの使用量や原材料調達段階の二酸化炭素の排出量を大幅に削減できるという、高い環境性能を有しています。
他のプラスチック製品と同じように、使用済みのLIMEXを回収することで再生利用することも可能です。
お客様から回収したLIMEXから生成したリペレットは、お客様の製品として再利用したり、環境貢献・地域貢献のためのグッズにお使いいただくことで、単なるリサイクルに留まらない「アップサイクル」を実現します。
実際に、メニュー表やポスターにLIMEXを採用した外食チェーンでは、シーズンごとに各店舗から回収し、リペレット・成形することで店頭で利用するトレーにアップサイクルしています。
LIMEXは、石灰石を主原料としながらも、従来の石油由来樹脂と同様の真空成形機や射出成形機などの設備で成形可能です。
またインフレーション成形にて袋の形状にした場合、石灰石が入っているにも関わらず、従来のプラスチック製の袋と比較して軽量であるうえに、従来品と遜色ない物性、強度性能を維持することができます。
すでにLIMEXはスーパーや家電量販店のレジ袋や空港のお土産袋にも採用されています。
(石灰石を25%含む袋製品は“LimeAirBag”という、同社の別ブランドとして区別されています)
今お使いの石油由来樹脂をLIMEXに変えることで、負担なくライフサイクル全体でCO2排出を抑えるだけでなく
お客様のカーボンニュートラルの実現に向けた脱炭素への取り組みを発信することができます。ぜひご検討・ご相談ください。
【用途の一例】
・プラスチックの代替
インフレーション成形品
実績:レジ袋、買い物袋
提案:製品梱包袋としてご提案中です
真空成形品
実績:⾷品容器、トレイ、パッケージ
提案:製品輸送用トレイとしてご提案中です
射出成形品
実績:アメニティ、⽣活⽤品
提案:機構部品としてご提案中です
・紙の代替
印刷物
実績:名刺、メニュー表、冊⼦、カタログなど
提案:製品説明書(防水仕様が求められる場合におすすめしております)