放熱シートとは|貼るだけで安定した放熱を実現する熱伝導材料(TIM)
放熱シートは、シート状に成形された熱伝導材料(TIM:Thermal Interface Material)で、発熱体とヒートシンクや筐体の間に挿入して使用します。
一般的に「熱伝導シート」や「サーマルパッド」とも呼ばれ、一定の厚みと形状を持つため、貼るだけで安定した接触状態を確保できます。
塗布工程が不要なため作業ばらつきを抑えながら、安定した放熱性能を実現できる材料です。
放熱設計で重要なポイント|作業性と接触状態
電子機器の放熱対策では、材料の性能だけでなく「接触状態」と「作業の再現性」が重要です。
・塗布量のばらつきで品質が安定しない
・作業工数が多く量産に向かない
・グリース管理が難しい
→ その原因は「作業性」や「密着性」にある可能性があります。
放熱シートは、こうした課題を安定的に解決できるTIMです。
放熱材(TIM)の種類と選び方
TIM(熱伝導材料)は用途や構造によって最適な選択が異なります。
・放熱グリース:高密着で高性能
・放熱シート:作業性・量産性に優れる
・放熱ギャップフィラー:隙間追従性に優れる
放熱材の選定は、「熱伝導率」だけでなく「接触熱抵抗」「作業性」「信頼性」を含めて検討することが重要です。
用途別に最適な放熱材を選ぶことが重要
例えば、
・作業効率やリワーク性を重視 → 放熱シート
・高い放熱性能を優先 → 放熱グリース
・隙間やばらつきが大きい構造 → ギャップフィラー
用途や設計条件によって最適な材料は異なります。
東和電気の放熱ソリューション
当社では、放熱シートをはじめとした各種TIM(熱伝導材料)に加え、ヒートシンクや金属筐体などの加工品も含めたトータル提案が可能です。
放熱材の選定から、構造設計、接触状態の改善まで一貫してサポートし、コスト削減・工程改善・品質安定に貢献します。
放熱性能の見直しで改善できる可能性
・量産時に品質が安定しない
・作業負荷が高い
・グリース管理に課題がある
こうした場合、材料選定の見直しにより改善できる可能性があります。
●特徴
・貼るだけで簡単に使用できる(高い作業性)
・塗布ばらつきがなく品質が安定
・電気絶縁性を確保できる
・ポンプアウトがなく長期信頼性が高い
●用途
・半導体/電子機器の放熱対策
・電源モジュール/パワーデバイス
・車載機器(EVバッテリー・ECU)
・通信機器/産業機器
●基本仕様(一部)
・形状:シート状(カット対応可)
・特性:熱伝導性/絶縁性/安定性
・選定要素:熱伝導率、厚み、硬度、圧縮率、耐熱性
●このような課題解決事例がございます
・塗布ばらつきによる品質不安定
→ シート化により安定品質を実現
・作業工数が多く量産に不向き
→ 貼付工程で効率化
・グリース管理の負担が大きい
→ シート材で管理簡素化
⇒ 工程改善と品質安定を同時に実現可能です。
●関連キーワード
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●お問い合わせ
「量産時のばらつきをなくしたい」
「作業工数を削減したい」
その課題、放熱シートで解決できる可能性があります。
→放熱材料の選定・見直しについて、お気軽にご相談ください。
