主な製品
5GやIoT、AIなどの普及に伴い、サーバーが扱うデータ量は年々増加しています。
サーバーの稼働機会が増加し、比例して発熱量も増加するため、
従来よりもより効率的かつ高い性能で冷却をする必要があります。
そこで近年脚光を浴びつつあるのが、液浸冷却システムです。
サーバーの稼働機会が増加し、比例して発熱量も増加するため、
従来よりもより効率的かつ高い性能で冷却をする必要があります。
そこで近年脚光を浴びつつあるのが、液浸冷却システムです。
製品概要
液浸冷却システムとは、サーバ等のICT機器を絶縁性のある特殊な液体の中に浸し、サーバを直接冷却する方法を指します。
機器に直接冷媒を触れさせ冷却するため、従来の空冷と比較しても、エネルギー効率の高い次世代の冷却方式として注目されています。液浸冷却に使用される冷媒は、フッ素系不活性液体やシリコンオイル等があります。
【液浸冷却システム導入のメリット】
従来の空冷・水冷と比較し、冷却効率が良い
省スペース化できる
冷却時の騒音を削減できる
【液浸冷却の方法】
液浸冷却には、「単相式」と「二相式」の主に2種類の方法があります。
単相式液浸冷却とは
液体の状態で循環し、ICT部品等を冷却する方法です。
〈循環の流れ〉
①冷却液でICT部品等を冷やす
↓
②温まった液体がチラー(外部冷却装置)へ排出される
↓
③冷やされた液体を再び戻す
二相式液浸冷却とは
液化と気化を繰り返して、冷却する方法です。
〈循環の流れ〉
①冷却液でICT部品等を冷やす
↓
②温まった液体が気化する
↓
③発生した気体が冷却装置上部で冷やされる
↓
④気体が冷やされることで液体になり落下し再び冷却液に戻る
特徴と用途
実際に二相式液浸冷却システム「爽空Sola mini」で、基板を冷却している様子です。
フッ素系絶縁性流体「Galden」の沸点55℃品を充填しており、コンピュータ内の基板を55℃以下に冷却しています。
気泡が発生しているCPU部分には、ロータスヒートシンクを使用しております。
二相式液浸冷却システム「爽空Sola mini」
フッ素系絶縁性流体「Galden」
ロータスヒートシンク
▼液浸冷却デモの様子